1学期中間テスト後にすること

こんにちは! 西東京市の保谷・東伏見エリア(保谷庁舎向かい、生活クラブデポー2階)で、子どもの可能性を信じつくす「学び舎子どものみかた」という学習塾を運営している深松です。

保谷中学校では5月17日(金)に中間テストが終わったかと思います。解答も返ってきた頃と思います。そんな今日は「1学期中間テスト後にすること」をテーマにお届けしようと思います。

まず、中間テストお疲れ様でしたー!!主に中学生と高校生だと思いますが、大変でしたよね。新学期始まって落ち着かないうちの定期テストですもん。でもその大変さとは裏腹に、多くの学校で学年1年のうちで一番、範囲の狭い、手加減をした問題が出されるのも1学期中間テストです。全学年の学年末テストで辛い思いをした2年生・3年生は「範囲もこんなもんか、ちょろいぜ」とちょっと余裕を持って挑んだ子や、1学期中間テストに対して「進級してもこんなもんか」という感想を抱く子にすくなくないかと思います。

中3生の1学期中間テストは勝負のはじまり

しかし中3生に声を大にして言いたいのは、高校受験を控えている子たち。特に都立高校が第1志望の子。高校に送られる内申点は中3の1学期〜2学期の学期末のテストをもとにつけたれた内申点です。そう、もう勝負は始まっている!ということです。

「うぉ!そうとは知らず、うっかりあんまり勉強しないで挑んで点数もそんなに良くない…」と思った子は、これから巻き返して1学期末、2学期末、都立高校受験に向けて取り返していくのに役立つ、今からできる1学期中間テストの活用法をお伝えしますから。気合を入れ直して取り組んでください。自分を変えられるのは「今の自分」だけです。

保谷中の1学期中間テスト 総評

しかし、保谷中の中3生のテスト範囲を見てみると、1学期初めのテストだからと言って、先生方の手加減はなかったと思います。「保谷中らしい」とでもいいましょうか。保谷中学校は1年生の1学期中間でも、他多くの中学校に比べて手加減はないですね。多くの中学校で1年1学期初めてのテストである中間テストは「いい点をとらせてスタート切ろう」という感じで手加減されている、平均点も高くなっている傾向があるんですが、保谷中学校は、保谷中学校の中では易しい方ですが、他校と比べたら「点数を取らせる問題」は極少ないですね。これは1年生、2年生、3年生ともに言えることです。総評として、保谷中学校の3年生のテスト範囲は1学期中間のわりに広かったですね。「3年生だから、最初から本気だよね」と思いました。

保谷中1学期中間テスト 教科ごと

教科ごとに見ていきます。英語はそれでも、若干テスト範囲狭い方だったと思います。1学期末、2学期となるにつれテスト範囲は広くなっていきます。保谷中の3年生、これから、もっと本気出していかないと追いつかなくなります。場当たり的に勉強しても追いつかなくなりますから、計画を立てて、計画より遅れたら計画を修正しながら、先を見通して行かないときっちり勉強して挑むのは難しくなります。数学も、1〜2年生の復習は8ページしかなく、証明問題は出すと明文化されていたり、春休みに「テストに出すから」と明言されていた宿題で復習範囲からの問題が構成されたり、優しさを感じましたが、問題の内容は手加減なしでしたね。

メリハリを持ったテスト勉強とテスト後勉強を!

テストが終了した当日は生徒たちもゆっくり休んでほしいと思います。好きなYouTube見るなり、ゲームするなり、好きな夕飯を作ってもらうなり、してほしいと思います。ご家族もおおらかに受け止めてあげてほしいと思います。

メリハリをつけると言いますが、メリハリは雅楽(日本古来からの音楽)の音に関する言葉です。メリ(緩む)がないとハリ(強める)がうまく張れないのです。逆も然りで、ハリで十分に頑張らないと、メリは効果的な緩みにはならず、たんなる「だらしなさ」になってしまい、綺麗な曲は奏でられません。

十分休む時間をとったら、テストの自分の解答と模範解答配布されたら、急いでやることがあります。ゆっくり、授業の勉強だけしていればいいのは、返却までですね。やることというのは「解き直し」です。解き直しの仕方について説明します。

テストには「解き直し」をしっっかりやる

間違えた問題はもちろん解き直しますが、それ以外に答えを書くのに自信がなかったけど運良く丸がついた問題も解き直してください。そして、解いてる時も分かった気がしたし、丸もついてる、けど模範解答と答えが微妙に違う問題というのがあると思います。これも解き直し対象です。丸がついていればいいってものではありません。丸がついてる問題からも学べることはまだまだあります。

解き直しの手順

解き直しの手順を説明します。最初に、自分の解答を見ながら模範解答を見比べて、模範解答見ながら「こういう解き方だったんだ」「こういう意味だったんだ」と理解しながら、模範解答を写すつもりで一回解き直しをしていきます。その次に、模範解答は閉じて横に置いといて、解き直し対象問題をまっさらな状態から、ノートに「解き直し」と書いて、もう一度解いていきます。

分かって解いて、丸もついていたけど、模範解答とは違う問題を解き直す意味。これはよりスマートだったり、自分の考えた解き方以外の考え方、解き方を学ぶためです。「模範」解答なので、模範解答にある答えはいくつかある解き方や解答の中でも「より良い」解答の仕方が書かれているはずです。それを学んでいきます。数学なら別のもっと効率の良い、間違いにくい解法がある。国語もどこが違うのか、1回目の模範解答を写すとき見たと思います。模範解答の方が、どこがいいのかっていうのを読みながら考えて行ってほしいと思います。

2回目の自分でまっさらからの解き直しをして、また間違えたら、模範解答を見直し、また丸になるまで解き直しをやります。丸になったら、、正しい解き方の解説、解法の解説を解いた内容が書かれている横に赤ペンなどで書き足してください。せっかく自分の頭の中で「あぁ、そうなのか、こうやって解くんだ」「これはこういう考え方なんだ」「こういう意味なんだ」と分かったことを頭の中だけで考えて、アウトプットしないと忘れるのがとても速いです。なので、自分の得た学びをアウトプットして、記憶に定着し、後からも読み返せるようにしておきましょう。

定期テスト解き直しノートの準備

これを全教科やる、上述してきたようなやり方でやっているとけっこう時間もかかります。なのでテスト後はあまりゆっくりしていられません、と言ったのはそのためです。ノートもけっこう使います。なので、「定期テスト解き直し用ノート」を用意した方が良いかと思います。ノートは教科ごとに分けてください。このノート、自分の弱点とその克服方法がつまっているので、自分専用の参考書になっていきます。このノート作っていくと学期末テストの弱点振り返り時に役に立つんです。学年末テストは「1年間の範囲がでます」とか、範囲が広くてざっくりしていることがおおいです。ワークやテスト対策教材で「2学期末テスト対策」「学年末対策」の予想問題を1〜2周やったあと、その時にざっくりした範囲の中でも自分はどこに重点をおいて復習をすれば良いのかが、とてもわかりやすくなります。これは受験期まで使えます。中3生になったら、1学期の内で、この「定期テスト解き直しノート」にある単元や問題が自分は克服できるいるか確認すれば、早めの段階で弱点克服ができます。

まとめ

ぜひ「定期テスト解き直しノート」を準備して、上述の内容と手順で、じっくりしっかり手間をかけて解き直しをやってください。一度作って解き直しをしっかりやっておけば、受験対策まで使える優れものです。間違ったところにこそ、伸び代はあるんです。間違えた問題、曖昧だった問題、模範解答とちょっと違った問題はあなたを伸ばす宝の山だとおもって、是非やってみてください。

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