4月にやっておくといい勉強

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春休み中の学び舎子どものみかた

「子どもの可能性を信じ尽くす」をモットーに、西東京市の保谷・東伏見エリアで「学び舎子どものみかた」を運営している深松浩子です。

今の「学び舎子どものみかた」の教室は、NPO法人プラス・ド西東京さんが運営しているレンタル会議室を使用しています。授業以外の時間は他の団体さんが会議室を使用していたりするので、春期講習として授業時間を増やすことができません。そのため、どうやって春休み中の学習時間を増やすかというと、会議室利用開始時間後で授業までの時間や他のクラスの授業中に自習に来てもらっています。それらの時間を確保して春休み中のカリキュラム を組み、春期講習に代えています。その自習時間を利用して、前学年の苦手部分を克服すべく、復習しています。

春休みこそ塾をうまく活用して

春休みはとても短いですよね。勉強に集中する時間を取る前に、ちょっと休みを満喫するつもりでいたら終わってしまう、なんてことはよくあることです。特に新入学生だと学校の宿題の出し方や提出するかしないかも様々です。加えて新入学の準備などやることがたくさんあって、お家の方も含めてバタバタしています。こうして学校やご家庭でのペースが乱れがちな春休みこそ、一番塾をうまく活用してほしい時期です。塾は春休みでも学校やご家庭のようにペースが乱れることなく、春期講習があれば、なお一層学習量は増えます。粛々と授業が行われていきます。弊塾でも現在春期講習はないものの、淡々と日々の授業を進めています。

学校の新学年の学習ペース

そして入学式・始業式があって学校が始まっても、4月の最初はなかなか通常ペースの授業は始まりません。学年始まりなので、行事が特に多いんですよね。入学式・始業式だけでなく、なんとか集会、委員会決めなどの学活、クラスや各教科の始めにレクレーションやアイスブレイクを入れることも多いですね。それにはクラスとしての団結力の土台を培おうという大切な意図があったりするので、それはそれで大切な時間だと思っています。保谷中で使っている3年生の英語の教科書を例にとると、最初にSDGsのページが出てくるんですが、その前に自己紹介の時間をじっくりとる先生もいると思います。そしてSDGsや教科のイントロダクション的ページに入っていきます。通常授業並みの単元の内容になるのが『NEW HORIZEN』(東京書籍)という西東京市立中学校全校で使われている教科書では、「Unit1 Scene1」「Scene2」あたり。ここの単元に入るまでに2週間くらいかかってもおかしくないです。そうするともう4月中旬を過ぎてしまう可能性もあります。新学期で子どもたちはソワソワして、そのうちゴールデンウィークに入って授業はまた止まります。

学校の通常ペースの授業の始まりや進みが遅くなって、何が困るかというと、遅くなっても5月下旬には中間考査が来てしまうという点です。

4月最初の約2週間中に終わらせること

そこで春休みから4月の2週間でやっておいて欲しいこと。もし春休みに前学年の苦手単元の復習が終わってないなら、前年度学習範囲の中から弱点克服をしてほしいですね。4月に入っても、前学年の弱点克服をする時間はまだあります。春休み中遊んでいて、うっかりしてたって子も、この時期だったらまだ間に合います。それをやっておかないと、前学年からの積み上げの教科、特に英数は新学年の内容が理解していけない、ということになってしまいます。1ヶ月弱ありますから、4月最初の2週間くらいは弱点克服に使ってもいいです!2週間あって、それをみしみし勉強すれば、4単元くらいは弱点克服ができるかと思います。1週間の前半に1単元、後半に1単元、2週間目も前半後半各1単元ずつ、七日間あるうちの日曜日の1日は勉強休んでもいいとは思いますが、1週間のうち1単元の復習に3日ずつやれれば、2週間で4単元、それくらいのペースで復習ができるといいですね。

約3週目からは中間テストに向けて

復習に4月初めの2週間使ったら、学校の授業が通常ペースになっているかどうかに関わらず、残りはできるだけ早く新学年の内容に入ってください。最初の部分だったら、先生の説明がなくても解説を読み、例をしっかり解いていけば自分一人でも学習していける内容です。

これも西東京市採択教科書の『新しい数学』(東京書籍)を例にとって数学の説明をします。新学年の内容をどこから始めるかですが、12ページ「1章1節多項式の計算 1多項式と単項式の乗除」から入ってしまっていいと思います。そうして新単元の学習を進めていく。予習をしていくくらいのペースが望ましいです。そして、1学期はまず計算題の例題や練習問題をしっかりやってください。解法のポイント説明は必ず読み込んで、ノートにまとめてください。こうして4月のあいだ・ゴールデンウィークは予習を進めていく。じゃないと、ゴールデンウィーク明けてから、5月下旬にある中間考査に向けて、学校の授業がスピードを上げ出して、一気にドドっと授業をやり始めます。ここで復習が疎かになっていると、授業のピッチが上がってから全然ついいけない、「先生が何言ってるかわかんない」となってしまいます。

そうなっては、困るので、4月にやっておいて欲しいことは、まず一つ目は弱点克服。2週間4単元くらいはできるかと思います。2つ目が、そのあとの週からはサクサクと予習を進めてください。理科だけは実験が必要な場合があるので、予習を進めるのが難しい部分もありますが、それ以外はどの教科についても言えることです。

学び舎子どものみかたでは

弊塾では通塾圏内の小学校というと、保谷小学校や東小学校、碧山小学校などになるんですが、学校の算数は今(4月22日時点)「点対称」をやっていますが、弊塾では『栄光ワーク 小6 算数』を使って分数のかけ算の終わり、分数のわり算の手前まで進んでいます。分数のかけ算わり算は小学校6年生の学習単元の中の最重要単元の一つです。弊塾で現在学習している単元が学校よりもどれくらい進んでいるかというと、3単元分くらい先に進んでいます。小学生は定期考査はなくて、1単元ずつの「カラーテスト」と呼ばれるテストですが、これくらいは進んで授業をしています。

中学生の数学は、弊塾では「乗法公式」が終わり、「因数分解」に入ります。先ほど説明した「多項式の計算」が「乗法公式」の単元なのですが、そこらへんはもう終わっています。単元数でいうと、中学生も3単元分くらいは進めています。「こんなに進めて、そんな急ピッチにガリガリ勉強しなきゃいけないの?」と思う方もいらっしゃると思います。しかし実際は、普通に進めているだけでもあります。塾は行事などがないので、淡々と進んでいるだけなんです。新学年の内容の始まりも淡々と進めて、5月中旬〜下旬頃の中間考査の最後の頃に駆け足にならなくていい。最後の方から考えると、最初から淡々と急がずにテスト範囲まで学習できる、定期考査前に詰め込まなくてもよいので、取りこぼしが減るということになります。

確実なペースで中間テスト対策を!

新学期始まる前から、学習面においては「定期考査前に詰め込まず、きちんとテスト対策の時間が取れる」という短期的目標のもと授業を進めています。

弊塾「学び舎子どものみかた」は、そんな先取り学習や難関校レベルまでの応用題を今からみしみしやっていく、というような塾ではありません。進度も学校準拠で授業内容は補習、難関校レベルの応用題をどんどん解くよりも基礎基本の徹底と自立的学習習慣を身につけることを大前提にしている塾です。しかし、4月はおいては今までご説明してきたように、淡々と授業をしているだけで先取り学習になる、というだけなのです。塾では通っているだけでそう言った学習状況になりますが、塾に通っていない子も是非自分で意識して、弱点克服と予習ベースの学習をして欲しいと思います。

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