「自分で成長していく力」を育てるPDCA表
学び舎子どものみかたのPDCA表
こんにちは。西東京市・東伏見駅から徒歩3分の学習塾、「学び舎 子どものみかた」 の深松です。
学び舎子どものみかたは、子どもの可能性を心から信じています。 「この子が本当に望むならその姿に近づける」「一人ひとりに、その子らしい伸び方がある」 そんな思いを胸に、日々子どもたちと向き合っています。
私が大切にしているのは、ただ問題が解けるようになることでも、テストの点数を上げることでもありません。 自分で考え、自分で決め、自分でやり直しながら成長していける人になること。 それこそが、これからの時代を生きていくうえで一番大切な力だと考えています。
そのために活用しているのが、学び舎子どものみかた独自の「PDCA表」です。
PDCA表とは、子どもたちの成長を支える“見える化”ツール
PDCAとは、 Plan(計画) Do(実行) Check(振り返り) Act(改善) の頭文字をとった言葉です。
一般的にはビジネスの現場で使われる言葉ですが、学び舎子どものみかたでは、これを「子どもたちが自分の学びを育てるためのやさしい仕組み」として取り入れています。
PDCA表は、単なる宿題管理表でも、チェックリストでもありません。 「自分はどう学びたいか」 「自分に合ったペースはどのくらいか」 そんなことを自分自身で考えるための、大切な土台となるものです。
授業の終わりに行う、大切な時間
授業の最後には、必ずPDCA表を書く時間を設けています。 ここで行うのは、先生が一方的に「これをやりなさい」と指示を出すことではありません。
まず、子ども自身が次の通塾日までの課題を考えます。
「どこまで進めたいか」 「どの日に、どの単元をやるか」 「自分にとって、少し頑張ればできそうな量はどれくらいか」
自分と向き合いながら、学習の計画を立てていきます。 この“自分で決める”という経験が、学びの質を大きく変えていきます。
先生との対話で「ちょうどいい計画」に
計画を立てたら、そのまま終わりではありません。 一度、先生に見せて相談します。
・無理をしすぎていないか ・逆に、ゆるすぎないか ・その子の性格や生活リズムに合っているか
先生は「管理する人」ではなく、「伴走する人」として関わります。 一緒に確認し、一緒に考え、必要があれば一緒に微調整します。
先生からOKが出て、はじめて計画がスタートラインに立ちます。
家での学びは、計画通りにいかなくていい
家に帰ってからの学習は、その子自身の時間です。 しかし、計画通りに進む日ばかりではありません。
疲れている日、気分がのらない日、予定が立て込む日。 そんな日は、誰にでもあります。
学び舎子どものみかたでは、 「計画倒れ=悪いこと」とは考えていません。
むしろ、計画が崩れたときこそ成長のチャンスだと考えています。
もし計画通りにいかなかった場合は、 子ども自身が計画を立て直し、書き直し、再度実行に挑戦します。
「できなかったから終わり」ではなく、 「できなかったから、次どうするかを考える」 この経験こそが、生きる力につながっていきます。
“○”と“✖︎”が教えてくれる、自分との向き合い方
PDCA表には、毎日の実行欄があります。
実行できた日は「○」 できなかった日は「✖️」
大切なのは、○の数ではなく、正直に書くこと。 自分をごまかさず、現実と向き合う力を育てていきます。
✖️がついた部分は、次の通塾日に先生と一緒に見直します。 「なぜできなかったのか」 「どうすればできそうか」 一緒に話し合いながら、新しく計画を立て直します。
そしてもう一度、「やり切る経験」へとつなげていきます。
計画倒れは、レジリエンスを育てる大切な経験
うまくいかない経験は、決してマイナスではありません。
・思い通りにいかなかった ・一度つまずいた ・でも、また立ち上がった
この積み重ねが、レジリエンス(立ち直る力)を育てていきます。
失敗しない子ではなく、 失敗しても自分で立て直せる子へ。
それが、私たちが大切にしている成長の姿です。
「自分で決める」から、責任感と主体性が育つ
誰かに決められた宿題と、 自分で考えて決めた課題。
同じ内容でも、取り組み方はまったく変わります。
自分で決めたからこそ、 「やってみよう」 「最後までやりきりたい」 そんな責任感が自然と生まれます。
これを、心理学では「自己決定感」と呼びます。
学び舎子どものみかたでは、この感覚をとても大切にしています。
PDCA表が育てる、人生の土台となる力
このPDCA表を継続して使っていくことで、 子どもたちは自然とこんな力を身につけていきます。
・自己管理力 ・計画力 ・やり抜く力 ・立て直す力(レジリエンス)
これらはすべて、 「自分で成長していく人間になるために身につけてほしい力」です。
点数よりも大切な力。 将来につながる、本当の学びです。
子どもの「見方」であり、「味方」であり続けるために
子どもは、本来、自分で育つ力を持っています。 私たち大人の役割は、無理に引き上げることではなく、 その力を信じて、支え続けることだと考えています。
PDCA表は、子ども自身の力を信じるためのツールです。 そして、私たち自身がその思いを忘れないための、約束でもあります。
学び舎子どものみかたは、 いつでも、どこでも、子どもの「見方」であり、「味方」であり続けたい。
これからも、子ども一人ひとりのペースに寄り添いながら、 その可能性を信じつくして、歩み続けていきます。




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