適切な報酬と罰則の与え方とは?

Podcast最新話を更新しました。

今回のテーマは『適切な報酬と罰則の与え方とは?』です。難しいテーマでした。ぜひお聴きください!

ご視聴はこちらのリンクから

「子どもへの適切な報酬と罰則の与え方が分からない」という声をいただきました。私は正直に言うと、子どもへの「報酬と罰則」での教育には懐疑的な立場にいます。

大人になれば社会での労働や功績に対価として報酬がもらえ、罰則は社会の公益や公序良俗に反する行為を防止したり、行為をすでにしてしまった人に2度とやらないようにすることが目的かと思います。

報酬は子どもが喜ぶことなので、子ども話し合いしやすく合意もとりやすいと思います。しかし、罰則を決める時も同様に話し合いで決めるのは子どもにとっては不都合で、話し合いが往々にして親の押しつけルールになって、子どもは口では「わかった」とは言っても心の中では納得していない、ということが起こりやすいと思います。それは避けたいところです。

それよりも子どもには、なぜ報酬と罰則があるのか、どうやって、どんなルールを決めるのか、そのルールに問題(自分が納得いかない、など)が生じた際にはどうしたらよいのか。民主主義や法の仕組みを、家庭という小さな社会で学んでいく機会にすることの方が「報酬と罰則」を悩む以前に重要なことだと考えます。

保護者さんがお子さんに「あなたが、家のお手伝いをやらないから、私は困っている」「私はあなたが漢字練習をやらなくて、心配でたまらない」と問題を話し、「このことをあなたはどう思っているの?」「ママはルールを決めてやってもらうのもいい解決法だと思っている」と正直に話してみてはどうでしょうか。

保護者さんとお子さんの間で話し合う習慣ができるまでは、子どもは話し合いにものらないことがあって、ルール決め以前の問題ということも多いにあります。その時は「報酬と罰則を決める」以前の段階なのだ、と考えてまずは子どもが話し合う耳をチラッとでももつまで、根気強く子どもの話しを聴いて、保護者さんの気持ちも伝えていきましょう。

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